「芳垣宗久のアステロイド占星術」では、あなたの出生データからホロスコープを出力し、占いメニューの内容に合った占法を用いて占っています。 　惑星は西洋占星術のもっとも基本となる要素で、私たち人間の精神を構成するさまざまな心的エネルギーを象徴しています。これには太陽と月、そして水星から冥王星までの8個の天体が含まれ、それぞれが固有の周期で公転しています。 ※天文学的には太陽は恒星、月は衛星ですがここでは占星術の慣習に従って「惑星」と呼びます。 太陽 　太陽は宇宙に普遍的に存在する「陽」のエネルギーを象徴する惑星で、私たちの自由意識と創造力の源です。ホロスコープの太陽を分析すれば、その人物の男性的な意識の発現パターンや人生の中心的な価値観、霊的な目的などを知ることができます。   月 　月は「陰」のエネルギーを象徴する惑星で、太陽と対を成しています。ホロスコープの月を分析すれば、その人物の環境への受動的な反応パターンを知ることができます。感情、本能、記憶、母性、幼児的な意識のほか、超感覚的な知覚にも関係しています。   水星 　水星はつねにとどまることなく動き続けるアクティブな精神を象徴する惑星で、ホロスコープにおいては、個々人の知的傾向を極めて正確に描写しています。論理的な思考やコミュニケーション、神経組織の発達に関与するほか、あくなき好奇心の源ともなります。   金星 　金星はこの世に生きる幸せを味わい尽くそうとする、享楽的な精神を象徴する惑星です。ホロスコープの中の金星を分析すれば、その人物の人間関係の築き方や性的嗜好（しこう）性のほか、美意識、衣食住へのこだわり、経済的なセンスなども知ることができます。   火星 　火星は己の欲望をストレートに追求する、自己中心的な意識とバイタリティの象徴です。その攻撃的な性質が他者とのトラブルを引き起こすこともありますが、社会の中で生き残るためには必要な力でもあります。また、金星とともに性的嗜好（しこう）にも関与します。   木星 　木星はあらゆる物事を拡大・発展させようとする意識の象徴で、心理的な成長や学習意欲、霊的な探求、さらには旅への嗜好性（しこうせい）などに関連します。また、木星はホロスコープの中で善意の宿る場所でもあり、個人と社会の関係を良好に保とうとします。   土星 　土星はこの世界をありのままにとらえようとする、現実的な精神を象徴する惑星です。社会の秩序を形成している常識やルール、物理学的な法則、あるいは心理的なコンプレックスなど、私たちの活動範囲に限界を定め、保護しようとする働きがあります。   天王星 　天王星は土星が規定する限界を取り払い、閉塞（へいそく）した環境に風穴を開けようとする意識を象徴しています。無意識の世界から突発的な出来事を誘発し、私たちの意識や感情、思考パターンなどをがらりと変化させ、人生に自由と新しい可能性をもたらします。   海王星 　海王星は冥王星とともに、人類の集合的な意識を象徴しています。とくに海王星は、個人の意識を非日常的な忘我の状態に引きずり込む力をもっており、夢や芸術的インスピレーション、宗教的な体験、あるいは詐欺的な事件などをもたらします。   冥王星 　冥王星は太陽系の最外縁に位置する惑星で、文字どおり「この世の果て」を象徴しています。人間の意識の根底から強制的な影響力を発揮して、個人の人生、あるいは人類社会の歴史において、破壊と再生をくり返しています。   ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル 　太陽と月の軌道の交点から導き出されるポイントで、私たちの人間関係に大きな影響を与えています。ドラゴンヘッドは親密な人間関係を拡大させますが、ドラゴンテイルはその逆で、他者を拒絶して引きこもろうとする性質を表します。