占いの哲人
天野雲海 波木星龍
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あ か さ た な

は ま や ら わ


阿部泰山式
明治時代に、中国の四柱推命の原書を日本語化した京都の学者が阿部泰山です。阿部泰山全集という全集が昔は出版されておりましたが、ほとんど中国語の直訳みたいな本です。この阿部泰山氏が、日本語したおかげて一気に日本に四柱推命が広がっていきました。関西が占いの本場というのも、阿部泰山氏が京都で活躍したことに起因しているのでしょう。この本で勉強した占い師さん達が、泰山流と名乗っていますが、実にいろいろな泰山流があって、統一されたものではありません。

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干合
十干(甲乙……癸)には、ぞれぞれ合(ごう)する干があります。甲と己、乙と庚、丙と辛、丁と壬、戊と癸、がそれぞれ干合する干同士です。これは、何に使うかというと、相性で使います。例えば、「甲」の人は、「己」と相性が良いということです。
甲子
六十干支の一番最初に出てくる干支のことです。
奇門遁甲
奇門遁甲(きもんとんこう)とは、奇(尊いという意味です)の門を探せ、そこには、甲(神様)がいるという意味です。つまり、もっとも良い方位を探せということです。古代中国では、戦時の戦法として使われていたようです。毎月のように、東京とか大阪、そして四国、九州を行ったり来たりしているような人には、方位効果というのは、出にくいようです。
月支元命
四柱推命の月柱の地支の蔵干通変星のことです。市販の教科書をみると、これが大変重要のように書いてあります。しかし、これは実際には、家の表札のようなものであって、その命式の格のネーミングだけのために使われる技法と理解した方が良いでしょう。偏財格だから商売がうまい? そんなことはありません。わたくしは、実占鑑定では、あまりここはみません。
月令
例えば、日主が「甲」の人は、木性ですから、春の月に生まれた場合は、月令を得ているといいます。春は木性、夏は火性、秋は金性、冬は水性となっています。この月令を得ているかどうか? という議論は、結局は、日主が強いか弱いかという判断材料の1つに使用されます。
五行
五行とは、木、火、土、金、水の五つの性質のことです。古代の人々は、この五行の循環で栄枯盛衰の全てが説明できるので、五行説を作ったといわれています。しかし、わたくしは、太陽系の惑星の、木星、火星、土星、金星、水星、が、この五行のルーツになっていると考えています。木が火を生じるというのを相生といいますが、これも、宇宙の木星と火星が隣りあって並んでいることがルーツになっていると考えた方が良いでしょう。
金剛界
密教には曼荼羅というものがあって、多くの仏や菩薩を一定の方式に基づいて、整然と描いた絵のことをいいます。この曼荼羅には金剛界と胎蔵界の2つに統合されています。金剛界は仏の破煩悩力を示し、実際には男性のシンボルを比喩しているといわれます。

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財官双美格
通変星の財と官が天官に並ぶ命式の人をいいます。財はお金、官は出世を意味しますから、お金もあって、出世もできるという意味があります。しかし、もっと深い意味があって、財とは人の心を知る能力、官とは人に自分をあわせる能力ということですから、能力のバランスが良いことを実際はいいます。
三貴格
命の三法は、財、官、印なりという言葉があります。これは天干に、財と官と印の通変星が3つ並んでいることをいいます。財とは人の心を知る能力、官とは人に自分をあわせる能力、印とは物事を学習する能力のことをいいますから、最高に高貴でバランスを保った人格者であるということをいっています。
三比の命
同じ五行の干が、天干に3つ並ぶことをいいます。例えば、辛辛辛 というように。昔から、こういった偏りのある命式の人は、通常のサラリーマンや公務員では、もの足らないと思うタイプで、政治家を目指す人が多いといわれています。実際、橋本元総理、小泉総理などが、この三比の命です。
紫薇斗数
紫薇斗数推命(しびとすうすいめい)は、西暦800年頃に古代中国の陳仙人が発明した、東洋版のホロスコープといわれているものです。生まれた時刻までわからないと、出世図が出せないので、日本ではあまりメジャーでありませんが、台湾などでは、こちらの方が実占では良く使われています。実際、良くあたります。
紫薇斗数用語
破軍星(はぐんせい)=紂王
破軍星の人は、かなり気性が荒く、
欲望を満足させるためなら何でも自分でやってみないと
気の済まない人が多いようです。
好奇心は誰よりも旺盛ですが、
他人からの忠告にはあまり耳をかさず、
常識離れした行動に至ることも多く、
自分の気持ち次第で、今までの人生とは
180度異なることにチャレンジするような人です。
一般的には破茶めちゃな人と思われるでしょう。

貪狼星(たんろうせい・どんろうせい)=妲己(千年狐狸)
貪狼星の人は、喜怒哀楽がはっきりしており、
常に変化を求め、自己の欲望を
最大限に満喫しようとする人です。
楽天的な陽気さで自分の願望を素直に表現していくので
何ともいえない妖艶な魅力を持ち、
交際の裾野は多岐に渡ることも多いようです。
堅実なことをコツコツこなしていくのは不得意で、
派手な世界に身を投じることが多いでしょう。

廉貞星(れんていせい)=費仲
廉貞星の人は、たいへん勝負強く、冷静な判断力と、
ここぞという一瞬のタイミングは迅速で、
人との駆け引きには抜群のものがあります。
とにかく忍耐強く、自分の気持ちに素直で、
目標を定めると、既存のものはすべて打破しても
徹底してやるバイタリティーがあります。
人の欲望に取り入るのがうまいので、
高い信頼を勝ち取ることができる人です。

天府星(てんぷせい)=姜皇后
天府星の人は、国王のお妃が
宮廷で優雅にふるまうように、多才な才能に恵まれ
気品のあるゆったりとした雰囲気をただよわせています。
一国の母の立場として、愛情をみんなに注ぐので、
付加価値のある交友関係が広がり、
素直に見聞を広めることで、信頼も厚いようです。
おおらかで、ムリせず財に恵まれる運勢にあります。

太陽星(たいようせい)=比干
太陽星はその名のとおり燦々と輝く太陽のことで、
すべてのものに公平な光りを届けています。
ですから、太陽星の人は元気いっぱいの陽気な活動家で、
小さいことは気にせず、豪快に事を進めていきます。
じっとしていられず、いつも活動しているので
交際範囲も広く、人気もあります。
真正直でうそのつけない性格ですが、
命令されるのは苦手のようです。

天相星(てんそうせい)=聞仲(聞大師)
天相星の人は、心根がやさしく、
ふだんあまり目立つような人ではありません。
しかし、たいへんな聞き上手で、
人の話に実に熱心に耳を傾けて同情しては
一緒に涙したり、何かとお世話をするような人です。
積極的な実行力はあまりないようですが、
温かみのある性格から、かなり交友関係は広く、
みんなから頼りにされる人なのです。

七殺星(しちさつせい)=黄飛虎(武成王)
七殺星の人は、独立心が旺盛で、喜怒哀楽も激しく、
あえて困難に立ち向かいチャレンジしていく人です。
他人の意見にはあまり耳をかさず、
自分の信念を強く信じて、苦労をいとわずに前進して
道を切り開いていきます。
拘束されるのは大嫌いで、短気な人が多いようです。

太陰星(たいいんせい)=買夫人
太陰星は月を象徴する星で、
夜空にライトアップされた月光のように、
ロマンティックな乙女のような存在です。
ですから、太陰星の人は、現実的な政治、経済、
企業の動向よりも、神秘的なことや芸術の世界へ
ロマンを追求してしまうようです。
女性らしいやさしさと思いやりある性格ですが、
けっこう潔癖で神経質な一面もあり、
忍耐力には欠けるようです。

天同星(てんどうせい)=姫昌(文王)
天同星の人は、平和を愛する王様のように、
温厚な性格で博愛主義に満ちています。
文学や芸術など多くのことに関心をよせて、
物知りの人が多いでしょう。
争いを好まず、人の話に熱心に耳を傾け、
順応性があるので交友関係が広く、
誰からも慕われる存在です。
慈愛の精神はいっぱいですが、
闘争心や忍耐力の弱さが見えてしまうかもしれません。

紫薇星(しびせい)=伯邑考
紫薇星は、一般に夜空に輝く北斗七星に例えられます。
すべての星の中でも別格の存在で、
最も気高く天子の称号に位置する星なのです。
ですから、紫薇星の人は、高貴さを周囲にただよわせ、
心が清く澄み、格式あふれる雰囲気をもっています。
みんなから尊敬を集める立場として、
プライドも強く、スマートに生きている人なのです。

武曲星(ぶきょくせい)=姫発(武王)
武曲星の人は、本物へのこだわりが強く、
目的達成への意欲に満ちています。
すばやい決断力と迅速なアクションで、
てきぱきと目の前のやるべきことを片づけて、
周囲からの信頼も厚いはずです。
自分に正直で、相手にもストレートに
本音でぶつかってきますので、
人の上に立って仕事できる人です。
たまに、独善的になったり、
せっかちになるところがあるようです。

天機星(てんきせい)=姜子牙(太公望)
天機星の人は、その名のとおり、天の機密を知る
(夢の戦略を立てる)ことに喜びを感じるタイプで、
あらゆる方程式にこだわりを見せます。
そのため、哲学や思想、宗教など神秘なことに
関心を示し、優越感に浸ってしまう傾向があるのです。
頭を使うの得意なのですが、
人から賞賛や注目されると傲慢になりやすいでしょう。
肉体労働にあまり向いていません。

巨門星(こもんせい)=馬千金
巨門星の人は、ルールやしきたりを重んじて、
細かいことによく気づきます。
人への干渉が大好きで、おしゃべりな人が多いのですが、
内面はナイーブで傷つきやすく、
干渉されることを嫌っています。
ややもすると、自分の思い通りに相手を
束縛しようとするため、口うるさくなったり、
自分の予測のつかない行動には猜疑心を抱き、
口げんかになるかもしれません。

天梁星(てんりょうせい)=李靖(李天王)
天梁星は天界の取締役を担う星であり、
全てを受けとめて発展に導く偉大な使命を持っています。
ですから、天梁星の人は、心根が善良で、
自然にリーダーシップを発揮して、
人をまとめ、動かしていくことに長けています。
何事にも前向きに対処し、大人の貫禄十分で、
悩みのある人をいっきに引き上げて、
自ら引っ張っていくような人です。
従旺格
格という言葉が出てくると、本格的に見えますが、そんなことはありません。比肩や劫財といった通変星が多い人の命式を従旺格と呼ぶだけです。つまり、とにかく人の意見を聞かないで、独立や実行力のある人のことをいいます。
従強格
格という言葉が出てくると、本格的に見えますが、そんなことはありません。印綬や偏印といった通変星が多い人の命式を従強格と呼ぶだけです。つまり、とにかく空想と妄想が好きで、アイデアや知恵だけで勝負する人のことをいいます。
十二運星
十干(甲乙……癸)と十二支(子丑寅……亥)の組み合わせの結果、新しく意味が通じてきます。その結果どういう星になるのかを十二運星といいます。実際には心と体のバランスを意味しますので、性的行動の特性や心理面からくる行動傾向をいいます。胎(たい)・養(よう)・長生(ちょうせい)・沐浴(もくよく)・冠帯(かんたい)・建禄(けんろく)・帝旺(ていおう)・衰(すい)・病(びょう)・死(止)(し)・墓(ぼ)・絶(ぜつ)の12個の星をいいます。胎から帝旺が成長過程にあって前向きのタイプ、衰から絶が慎重なタイプと2分類で覚えた方が理解しやすいでしょう。
宿曜
宿曜教(しゅくようきょう)とは弘法大師・空海が中国から日本にもちかえった、密教系の占星学でルーツはインドです。西洋では主に12の星座を使用するのに対し、インドでは27の星座を使用しています。月の運行を見る占いですので、人の内面的な心や相性を見るのに威力を発揮します。
徐子平
中国の宋代に活躍した徐子平(じょしへい)が、現在の四柱推命を体系化したといっても良いでしょう。徐子平の名より四柱推命は「子平」と呼ばれたり、この占いが生年、生月、生日、生時の干支の4つの情報を使用することから「八字」とも言われたりします。この徐子平以前の四柱推命と徐子平以後の四柱推命では大きく占い方が変わっています。
星平会海
星平会海(せいへいかいかい)とは、読んで字のごとく、ホロスコープと四柱推命(子平ともいます)の両方を使って、占うことをいいます。したがって、星平会海という独自の占い技法があるわけではありません。2つの占いの技法を融合して使うことをいうのです。
節入り
地球がみると太陽は動いておりますが、その道を黄道といいます。この円周を24等分した区切りが24節気といいます。実際には、季節を正確に知るためのもので、「立春」や「春分」などが相当します。2月4日がだいだい立春になっていますが、これが節入り日と呼ばれ、この日以降が四柱推命上の2月となります。
蔵干
日本の占い師の方が好んで使う四柱推命の地支に含まれる十干(甲乙……癸)のことです。地に蔵する干という意味です。蔵干には五行の変化があり、余気(よき)、中気(ちゅうき)、正気(せいき)と分けて五行の変化をあらわします。しかし、わたくしの経験では、すくなくとも、健康で毎日会社に通勤できる人は、これを見て占う必要はありません。
相剋
相剋(そうこく)というのは、「五行の木が金から剋される、火が水から剋される、土が木より剋される、金が火より剋される」というときに使います。実際は、気の流れが制御されることを示しており、人の言うことを素直に聞くといったようになります。
相生
相生(そうじょう)というのは、「五行の木が火を生じる、火が土を生じる、土が金を生じる、金が水を生じる」というときに使います。実際は、気の流れが漏れることを示しており、でしゃばりとか、やらなくても良いことをやるとか、才能を発揮したいという欲望というようになります。

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大運
四柱推命のリズムの診断で使う技法の1つで、10年単位で変化するリズムのことをいいます。これに対し、1年単位で変化するリズムのことは、年運といいます。大運の計算方法には、市販の教科書で紹介されている以外にもいろいろあります。これは、西洋占星学のプログレス法にいろいろな技法があるのと同じ理屈です。当たる確率としては、年運の方が高いです。
胎蔵界
密教には曼荼羅というものがあって、多くの仏や菩薩を一定の方式に基づいて、整然と描いた絵のことをいいます。この曼荼羅には金剛界と胎蔵界の2つに統合されています。胎蔵界は事象の根元を内在の世界に求めたもので、法界定印を結び胎内での出産以前の姿をあらわしていますが、実際には子宮のことを比喩しています。
大地普照
太陽が、田園に降り注ぐことをいいます。これを四柱推命で表現すると、己(つちのと)のとなりに丙(ひのえ)があるということになります。つまり、愛情のある人で、求めるものは公明盛大なことをいいます。
地支
四柱推命の構成は、天干と地支の2層からなっています。天干は、十干(甲乙……癸)からなりなっていて、地支は十二支(子丑寅……亥)からなりたっています。ここで、重要なことは、地支は人間の質を表すということです。すなわち、人生いかに生きるべきか? といった高尚なものではなくて、衣食住などの現実生活などの肉体面を表しているということです。
通変星
十干(甲乙……癸)と十干との組み合わせの結果、新しく意味が通じて変じてきます。十干は精神ですが、それが組み合わされると、能力面から発生する行動というものに現れてきます。その結果どういう星になるのかを通変星といいます。十干とは五行の陰陽ですから、五行陰陽間の関係です。比肩(ひけん)・劫財(ごうざい)・食神(しょくしん)・傷官(しょうかん)・偏財(へんざい)・正財(せいざい)・偏官(へんかん)・正官(せいかん)・偏印(へんいん)・印綬(いんじゅ)の10種類があります。
天干
四柱推命の構成は、天干と地支の2層からなっています。天干は、十干(甲乙……癸)から成り立っていて、地支は十二支(子丑寅……亥)から成り立っています。ここで、重要なことは、天干は人間の気を表すということです。すなわち、精神を表しているということです。精神は、思考・感情の働きなどを総括しているものであり、人生いかに生きるべきか? ということを司るものです。
特殊星
分昌貴人、天乙貴人、羊刃、大極貴人といった言葉を聞いたことがあるでしょう。これが特殊星と呼ばれるものですが、実際は、天干と地支のある組み合わせの場合に、特殊な傾向があるということで星を作ったということです。しかし、実際にこれが実用に耐えうるものかどうか? というとおおいに疑問を持っています。しかし、神社やお寺の占いサービスでは好んで良く使われる言葉です。
土用
季節と季節の変わり目のことを一般には土用といいます。実際には立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を土用と言います。季節の変わり目には、健康を害しやすいので、栄養をつけるために、土用の日にはうなぎを食べるという習慣があるのです。

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納音
四柱推命の占い方の1つです。納音法(なっちんほう)とは、干支を五行に変換し、納音(なっちん)として見る特殊な方法です。 しかし、この方法で実用に耐えうるかどうかは非常に疑問があります。わたくしは、実占では使ったことがありません。
日主
命式の日柱の天干(甲乙……癸)のことをいいます。ここは、本人の精神を司る場所とされていて、基本的な性質を理解する場合は最も重要視しなければならないところです。
根がある
四柱推命の天干のの五行的強さがあるかないかを決定するときに、天干が地支に通根しているかどうか? という見方をする場合があります。通根している場合は、「根がある」といいます。つまり、天干に「甲」があったとすると、甲は木性ですから、地支に、寅とか卯があれば「根がある」という言い方をするわけです。

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八字
十干(甲乙……癸)と十二支(子丑寅……亥)で作成された命式のことをいいます。中国語では、四柱推命のことを八字というのです。韓国でも、八字といいます。しかし、最近の中国では、四柱推命という日本の造語が逆に中国でも使われているようです。
風水
風水地理学というのが正式な名称です。風と水(河)の流れをみて、地形の良し悪しを決める学問です。ですから、家の中のこととかの小さいことを占うのではなく、もっとスケールの大きい学問です。わたくしは、風水地理学を使って、家を建てる土地を探しました。どこに家を買うか、どこにマンションを建てるか、といったときに使う学問です。
ホロスコープ 
西洋占星学のことです。おぎゃ〜と生まれた日の、宇宙の星(太陽・月・火星・水星・木星・金星・土星・冥王星・海王星・天王星)の位置をプロットして、出世図を作成して、占うやり方です。四柱推命が、実際に宇宙に浮かんでいるわけではない虚星すなわち、十干(甲乙……癸)と十二支(子丑寅……亥)を使うのに対し、西洋占星学は、実体の星を使います。

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身旺
身旺(みおう)という言葉も市販の本には沢山でてきます。日干の五行的強さが強いことをいいます。でも、弱いから悪い、強いから良いなんていう占い方はまったくしないので、実際の占い上は、そんなに気にしなくても良いです。一般に身旺の人は、環境の変化に反応する度合いが遅く、ゆっくりとしか反応しません。
身弱
身弱(みじゃく)という言葉も市販の本には沢山でてきます。日干の五行的強さが弱いことをいいます。でも、弱いから悪い、強いから良いなんていう占い方はまったくしないので、実際の占い上は、そんなに気にしなくても良いです。一般に身弱の人は、敏感に環境の変化に反応していますので、機を見るに敏です。
命式
その人の生まれた年月日時から、十干(甲乙……癸)と十二支(子丑寅……亥)という記号を用いて、四柱推命の式にしたものです。わかりやすくいえば、DNAみたいなものでしょうか。命式は年と月と日と時という4つの柱から構成されているので、この式から推命していくことを四柱推命と呼ぶのです。

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用神
用神(ようじん)、これほど市販の本を読んでも分かったような分からないほうな言葉はありません。古代中国でも、時代によって、この用神の取り扱いが異なっていることにも原因があります。用とは作用するの用。つまり、作用をする神と理解します。逆に、作用される神もいますので、これを体神といいます。つまり、用神と体神はペアで使う言葉です。例えば甲と庚が並んでいると、庚が甲を伐採しますので、作用する甲が体神、作用される庚が用神となります。結局は、十干の気の流れのことです。

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六十干支
十干(甲乙……癸)と十二支(子丑寅……亥)を組み合わせがものが六十干支です。つまり、甲子・乙丑・丙寅……といったように組み合わせます。この組み合わせたものが、四柱推命の4つの柱(年と月と日と時)を構成しているわけです。

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我が身
よく市販の専門書を読むと『我が身が強い場合‥‥‥』という言葉がでてきますが、これは日柱の日干が五行的に強いということです。五行的に強いということは、日支が帝旺や建禄などのことをいいます。つまり、前向きに物事を考えてとにかく過去をくよくよしないで前進主義であることを意味しています。


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