ミス・ペルセフォネーの西洋占星術研究
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●太陽の章

黄道公転周期約365日(占星術では地球を中心として考える)

☆太陽が支配する事柄

霊魂、スピリット、存在意義、自信、プライド、自我、霊的進化の目標と方向性、精神構造、人生に対する価値観、生きるためのバイタリティ

☆太陽が支配する人物

父親、王様、女王様、芸能人、トップスター、アイドル、権力者

 西洋占星術においては、太陽は最大の力を発揮するもっとも重要な惑星として扱います。あらゆる惑星のパワーにもまさっており、宇宙の中心的存在です。

 太陽はここでいう霊魂、すなわちスピリットの性質や霊的な進化の状態を示します。太陽の星座や室によって、その人の存在価値や存在意義が決まり、この星の影響によって自己を確立します。太陽はスピリットの個性をあらわし、霊的進化の程度、および、人生目標を決定することになります。ここで決定された霊的目標を、その人の人生の価値観として定め、太陽の示すアウトラインにそって生きていこうとします。

 太陽は父親の象徴です。子供は父親からアイデンティティを学び、父親の影響によって健全な精神が形成され、父親が稼ぎ出した金銭や保護によって命が育まれていきます。太陽は子供の人生の設計図になるのです。父親は子供の世話はしませんが、スポーツやゲームなどで、楽しみを子供と分かちあおうとします。ですから、太陽の星座や室が暗示する自信を父親によって与えられます。

 太陽の星座や室、アスペクトが良い場合には、父親との関係が良好で、人生目標が達成しやすくなります。しかし、太陽の星座や室、アスペクトが否定的な場合には、父親を早期に失ったり、父親との関係に困難が生じることがあります。さらに、精神面での成長に支障が生じたり、霊的進化の速度が遅れることがあります。ときには、精神状態が不安定になり、人生の目標や価値観がなかなか定まらず、人生に挫折を繰り返します。その結果、いくつになっても自分に自信が持てません。

 また、男性は成熟して子供をもち自分が父親になると、意識的に父親と同じような行動をとるようになります。また、女性の場合は子供が産まれると、夫に自分の父親と同じような生き方を求めるようになります。

 一昔前までは、女性は自分の霊的プライドを夫に明け渡すことが一般的でした。そして、霊的プライドを夫に投影して満足しようとしたのです。しかし、現実的には夫も結局、他人であり別人です。自分以外の人間に霊的成長を託すことは不可能であることに気づき、女性は自立への道を歩み始めています。太陽は人間の霊的目標です。人間は太陽が示す霊的目標を達成しないかぎり、霊魂は成長せず、人間としての真の幸福は得られません。


   ☆数十年前までは女性の夫の表示星は太陽でした。
   しかし、最近は女性は強くなり、自我を持つことが
   あたりまえになりました。職業を持ち、自己主張す
   ることが一般的になった現代では、自分にとっての
   権力者である太陽を夫にあてはめることは少なくな
   ったように思います。


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