数年前にSMAPの『世界にひとつだけの花』が大ヒットしました。この中の歌詞にあるように、「人は誰のものでもないひとつだけの花を咲かせたい」、そう望んでいるのかもしれません。人が運命を知りたがるのは、何歳で結婚して、子どもは何人で……といった単なる出来事の羅列だけではなく、自分だけの人生のドラマを知りたい、そして世界にひとつだけの花を咲かせたい……そんな思いに動かされているからではないでしょうか。
縁あって占いの道に入り、さまざまな人生の岐路に立つ方々とお会いしてきました。人は、漠然とした運命への予感を感じていても、なかなか自分らしい花を咲かせられずに悩みます。うまくいかない、でもどうしてもあきらめられない恋、自分をいかせる仕事が見つからず模索し続ける日々……。
西洋占星術のホロスコープを通して語られる言葉は、とらわれている悩みに対して別の視点から光をあて、その人の抱える状況や深層心理を鮮やかに浮かび上がらせます。運命の観点から告げられる星の言葉に耳を傾けることにより、まさにその瞬間から運命が動き出す……そんな光景も目にしてきました。
『星と運命』では、みなさまが抱えておられるさまざまな問題に対して、さまざまなかたちで「星からのメッセージ」をお届けできればと思います。
みなさまが、自分の中で輝くたくさんの「星」からのメッセージに気づき、そして限りなく広がる誰のものでもないあなたの「運命」を歩いていくきっかけとなりましたら、うれしい限りです。
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