インド・魂の革命
インド・魂の革命とは
はじめに
 「インド・魂の革命」では、超古代の英知にもとづいたインド占星術(ジョーティシュ)を用いて、輪廻転生(りんねてんしょう)を経て進化した魂の全体像から、運命と宿命を探ります。「インド・魂の革命」の目的は、みなさまの幸福を拡大すること。今の人生に課せられた試練を真摯(しんし)に受け止め、良いタイミングに、正しく行動する方法を冷静に見極め、一緒に考えていくための光となるでしょう。
主な占術の紹介
 「インド・魂の革命」では、以下のインド占星術(ジョーティシュ)における代表的な占術を駆使して、過去・現在・未来の状況を予測します。

 未来予測に関しては、120年サイクルの代表的未来予測システムである「ヴィムショタリ・ダシャー」を中心に占断。そのほかにも、占った瞬間の星の配置を見る「プラシュナ」などを使用します。また、クンダリーを目的に合わせてさまざまな角度から解析する「ヴァルガ」を活用することで、よりリアルな状況分析が可能となるのです。
ダシャーとは
 ここでは、当サイトの中心となる占術、「ダシャー」についてご説明します。「ダシャー」は、インド占星術の代表的な未来予測技法です。この「ダシャー」では、9つの惑星を用いて、それぞれの惑星が意味する物事、心境、人物などがより強く表れる時期を調べることができます。
ヴィムショタリ・ダシャーについて
 『インド・魂の革命』でよく扱う「ヴィムショタリ・ダシャー」は、未来予測技法「ダシャー」のひとつです。「ヴィムショタリ」とは「120」を意味する言葉。「ヴィムショタリ・ダシャー」では、人の寿命を120年と5日と予想し、120年周期を区切りとして占います。

 120年の間に起こるさまざまな出来事は、7つの星と2つの影の惑星(ラーフとケートゥ)により表されます。これら9つの惑星には、それぞれ役割を果たす期間が割り当てられています。

 ダシャーの開始点は、出生時の月が、在住するナクシャトラのどの度数にあるかで決定されるため、人によって異なります。そして、それぞれのナクシャトラは9惑星のいずれかに支配されています。
支配星 マーク ナクシャトラ
太陽 太陽 クルティカ、ウッタラパールグニ、ウッタラーシャーダ
月 ローヒニ、ハスタ、シュラヴァナ
火星 火星 ムルガシラス、チトラ、ダニシュタ
ラーフ ラーフ アールドラー、スヴァーティ、シャタビシャク
木星 木星 プナルヴァス、ヴィシャーカ、プールヴァバートラ
土星 土星 プシュヤ、アラヌーダ、ウッタラバードラ
水星 水星 アーシュレーシャ、ジェーシュタ、レーヴァティ
ケートゥ ケートゥ アシュヴィニ、マーガ、ムーラ
金星 金星 バラニ、プールヴァパールグニ、プールヴァーシャータ
ヴィムショタリ・ダシャーの構造
 ダシャーは、細かく分ければ分けるほど、より詳細に運勢を占うことができます。

 もっとも大きな周期のダシャーを「マハーダシャー」といい、それをさらに小さくしたものを「アンタラ・ダシャー」、その次に小さな周期を「プラティアンタラ・ダシャー」といいます。さらにその次が「スークシュマ・ダシャー」、それよりさらに小さな周期は「プラーナ・ダシャー」です。

 細分化されたそれぞれのダシャーには、120年周期のマハーダシャーの周期と同じ割合で、9惑星の担当する期間が分けられています。
ヴィムショタリ・ダシャーの構造
ヴィムショタリ・ダシャーの構造
ヴィムショタリ・ダシャーの構造
クンダリーについて
ラーシクンダリー
 出生時の星の配置はその人の人生の内容、および魂の経歴を語っています。

 ラーシクンダリーとは、生まれたときの星の配置を示したもの。出生時の星の配置はその人の人生の内容、および魂の経歴を語っているのです。

 クンダリーにはさまざまな種類がありますが、当サイトでは、南インド方式のクンダリーを使用します。南インド方式のクンダリーでは、星座の位置が固定されていて、左上の角のマスに魚座、以下右へ牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座……という順に、12星座分が右回りに配置します。

 また、その人が生まれた時点で東の地平線上に上昇しつつあった星座を1室とし、これも右回りに、その次の星座が2室、そのまた次の星座が3室、といった順に12室分配置していくのです。

 さらに、その人が生まれた時点での東の地平線と黄道の交点を「ラグナ」といい、これを「Lg」と表記します。インド占星術では、このラグナを大変重要視します。

 12の室、星座、そしてそこに置かれる9つの星にはそれぞれ意味があり、人生の各分野を示しています。
クンダリー(南インド式)
クンダリー(南インド式)
その他の占術用語説明
アートマカラカ
天球を30度ずつに切ったときに、もっとも30度の近くに位置する惑星を見る占術。魂の年齢を示す。
ヴァルガ
ラーシクンダリーを、占う内容に合わせて細分化する手法。人生におけるさまざまなシーンを占うのに利用する。
ゴーチャラ
占ったときの星の配置から、未来を読み取る占術。刻々と変化していく運命を示す。
サンヒター
日食や月食、たとえば国家ならその国家が誕生した日などから、個人についてではなく、多くの人に影響を与える自然現象や政治経済、世界情勢などについて占う技法。
ジャータカ
出生時の星の配置からさまざまな情報を読み取り、個人の運命や宿命をみる占術。宿命、前世からのカルマを示す。
聖者ジャイミニ方式
聖者パラシャラ方式ののちに生まれた、星座にポイントを置いて占うインド占星術の方式のひとつ。当サイトでは、聖者パラシャラ方式と併用。
聖者パラシャラ方式
インド占星術の方式のひとつ。約5000年前のインドで聖仙パラシャラが書き記したといわれる「ブリハット・パラシャラ・ホーラ・シャストラ」という名の占星術の古典にもとづいている。当サイトでは、聖者ジャイミニ方式と併用。
ナクシャトラ
天球の360度を27等分したもの。27等分したひとつひとつが、月が1日に移動する距離を示す。
プラシュナ
占った瞬間の天体における星の配置から、その時の質問や疑問に関する判断をする占術。今後の努力によって変わるような運命的な領域、現世のカルマを示す。
ムフルタ
月の位置、太陽と月の位置関係をもとに、行動をする際の吉凶日を知る占術。
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