近代、天王星・海王星・冥王星(2006年、冥王星は惑星の定義からはずされましたが、冥王星の占星術的な意味づけ自体が変わるわけではありません)が発見されるたびに、これらも占星術の主役として加えられ、新たな意味づけがなされてきました。
惑星は、人の心の中にうごめくさまざまな意識的または無意識的なエネルギーの象徴です。たとえば、人前では元気いっぱいなのに、家に帰って素顔の自分に戻ると急に無口になったり、恋をすると、まるで性格がガラッと変わってしまうかのように、いつもと違う自分になってしまったり、人は状況によってさまざまな側面を表現します。惑星は、そんな心の内にある多面的な自分を表し、運命の流れをつかさどる主体となっているのです。
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