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 数令姓名学は、天地自然の理法にかなっているかどうかを大原則とする、運命学の一分野である相学に属する占いであり、姓名を5つのパートに分割した五格によって知りたい答えを詳細に導くことができる、一子相伝の奥義です。 数令姓名学においては、名前が人の運命を左右する重要なファクターであり、この学問は、名は体をあらわし運命を誘導するという考え方の上に立って構成されています。

 数令姓名学の目的は大きく、姓名判断と命名に分かれます。 名前を、その人の運命に関するデータがキープされた銀行とするなら、数令姓名学はその銀行の窓口。銀行から情報を引き出し、そこに秘められた運命のサインを読み取る作業が姓名判断であるならば、その情報を預け入れて、名前の中に運命のサインを織り込む作業が命名といえるでしょう。

 姓名判断にせよ命名にせよ、重要なのはその吉凶の判断法です。良い名前と悪い名前の違いがわからなければお話になりませんからね。 吉凶の判断法にはさまざまなものがありますが、数令姓名学はその名のとおり、数に備わった陰陽、吉凶、強弱、良否を基本にして、運命を占います。 数には、この世に存在しているいっさいのものを生みだして、千変万化させる絶妙な数理の霊導力が秘められています。太陽も、月も、星も、すべて数の定率にもとづいた元素の離合集散の結果であり、数のないものは、宇宙には存在しないのです。

 姓名を構成する漢字には、「形」「音」「義」の三つの要素が備わり、それぞれが霊意を秘めています。私たちは、強弱の差こそあれ、自分の姓名の文字が持つ霊意の影響を受けて生活していますから、そういった意味では、姓名の文字の不思議な暗示力は、数理の霊導によって引き出されてくると考えていいでしょう。

 数は万物の基本であり、なにものも、数の支配をまぬがれません。 ここでは、数令姓名学を用いて、実際にそれを確かめ、人生や相手の性格、運命に対するひとつの情報源として有効に活用することで、あなたの人生をより豊かで有益なものにしていきましょう。


 五格とは、姓名の相を構成する、天格、人格、地格、総格、外格の五つのパーツの総称です。姓名の五格のうち、天格を除いた他の四格を特に四大運格と称します。五格のそれぞれには次のような意味と作用があります。


天格
 姓を構成する文字の霊数の合計。姓は祖先や家族全体にかかわるものなので、個人の運勢の吉凶は見ません。鈴木や佐藤など、同姓の人はたくさんいるからです。しかし、名前との関連性において姓と名のバランスによる吉凶を見る際に重要な働きをします。

人格
 姓の最後の一字と名の最初の一字の文字の霊数を足したもので、運命的にもっとも重要な部分です。中年期から晩年期までを中心に、この部分は一生の運勢の吉凶に作用してきます。また、性格の傾向や才能、適性、職業運などもここを中心に判断します。


地格


 名を構成する文字の霊数の合計です。主として人生の前半、だいたい20代前半までの運勢を示します。
 特に、未成年や未婚の女性にとっては重要な部分で、女性はここに凶相があると愛情運や結婚運に悪影響が出やすくなります。

外格
 姓名全体から、姓の下の一字と名の上の一字の数を除いた文字の霊数の合計です。人格が本人の運勢を示すのに対して、ここでは周囲との関係、例えば家族、恋人、友人などの対人関係の運勢を示します。ここに凶数があると、人とのつきあいでトラブルにあうことが多いのです。
 また女性は男性に比べ、この外格と総格の影響を早めに受け始める傾向があります。

総格
 姓と名のすべての文字の霊数の合計です。人生の後半と総体的な運勢を支配し、人生の行方を決定づける最も重要な部分で、早ければ30代からその作用を及ぼします。特に、結婚しても姓の変わらないことの多い男性にとっては、この数の吉凶が非常に重要な意味を持っているといえます。
 また男女ともこの部分に強い凶数があると悲運に襲われやすく、逆に他の格に凶数があってもこの部分の吉数が強ければ乗り切れる傾向にあります。

文字の霊数
 「文字の霊数」とは、字画とは違って文字の意味にもとづいた数のことで、姓名判断をするときにはこれを正しく算定することが一番重要となってきます。これをひとつでも間違えて数えると、吉運の名前が凶とでたり、凶運の名前が吉とでたりしてしまいます。これでは、正しい運命の流れを知ることができません。
 文字にはそれぞれ字源があって、もとの意味によって「霊数」というものが定められていますから、わかりきっているような字でも、特殊な考え方をしたりするのです。


九星占術

 九星占術は、生年月日の九星と干支、五行を組み合わせた占術です。方位の吉凶を知るために使われることもありますが、この星と干支を使って性格や運勢など、人事百般を占うのにも適しています。
 九星というのは、一白、二黒、三碧、四緑、五黄、六白、七赤、八白、九紫の九の星を指し、生まれた年によって定まる九星を本命星、生まれた月によって定まる九星を月命星とあらわします。
 この星の動きから、あなたの運気やこれから起きる出来事を読み取っていくのです。

運勢方位盤について
 運勢方位盤の中央には、その年、あるいは月の九星が位置します。ただし、東洋の暦法では、立春を一年の始まりとするため、立春から、翌年の節分までを一年とします。そのため、一月一日から、節分までに生まれた方は、前年の九星が本命星になります。
 その年や月の九星を配置した方位盤は年盤、あるいは月盤といって一定期間は動きがありませんから、その間は、中央の星を基準にして、他の星の位置を決めていくことになります。
 この星の配置によって、自分自身の基本的な運勢の傾向を占っていくことができます。


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